しごきの山 撮影日記

しごきの山 撮影日記

ゲイピンク撮影日記
しごきの山
今回の朝は早かった。
6時集合とな!
5時前に起きて、車でGo!

朝早いお陰で余裕を持って集合場所へ到着できました。
オニギリを買ってモグモグしていると、続々とスタッフが終結。
「はい、ドライバーにはオニギリよ!」
と浜野プロデューサーからオニギリをもらう。。。

今回のロケ地は車で約3時間。
隣に山崎監督を乗せ、後ろに俳優二人を乗せ、ひた走る。
群馬だと聞かされてはいましたが、長野超えた~、更に山の上に登った~。

今回はスタッフは顔なじみなのですが、俳優さんは初めて会う人ばかりなので、顔を覚えることが苦手な私としてはとても大変でした。名前を覚えるのも。
まず、役名と名前と顔を一致させるのが大変。
一応台本を渡されてからネットで役者の検索して何人かの顔と情報を調査しましたが、うーん、会うと全然わかりません。

毎度ロケには突発的なイベントが発生するもので、隣の建物には誰も来ないはずが、次の日に予約いれちゃったって宿の人が。
そこで、敷地内で撮影するシーンを初日に移動。
宿に到着後、はりきって撮影の準備スタートでした。
と、その前に、寒いので大きいストーブをつける。
入口の暖房のスイッチを入れるが、エラーで動かない。
各部屋の暖房もエラーで動かない。
結局、大きいストーブしか暖房設備がないことが発覚。あとは故障で動かない。。。

幸い天気がよく、日の当るところではポカポカでした。
そう、日のあたる場所ではね。
林の中で撮影したので、役者さんはそれはもう寒さの極北でした。
いやしかし、演技力、迫力が半端ないですね。
男性6人でお芝居していると。
横で見ていると圧倒されますよ。

今回もお手伝い風応援兼ドライバーとして参加していたので、買い物には良く行きました。
まずはスーパーで洗剤と油を買って来いとの指示。
スーパーは丁字路を左に曲がって1キロくらい、との話だった。
T字路までが果てしなく遠いんですけどー。いいの?まだまだまっすぐ行って???
ようやくT字路にぶつかり、左へ曲がったんだけど、1キロもなかったかな。
さびれたスーパーがありました。
いろいろ売ってるけど、品数は多くはありません。
指示通り買ってきました。

お昼はカレーとの話でしたが、いつ食べれるのだろう。
外のシーンが全然終わらない。
浜野組のカレーは有名らしいですよ、樹さんによると。先日のWOWOWで浜野監督を特集した番組でもカレーを作っていましたね。
さてさて、朝ごはん食べてから何時間経ったかわかりませんが、昼ごはんです。
恐らく一旦冷えて、再加熱されたカレーはとても美味しくなっていました。
寒いとお腹が減るっていうのを知りましたよ、今回。大盛りでいただきました。

さて、日が暮れる前に次のシーン。
庭で撮影が始まりましたが、僕は夕食の買い物へ。
浜野監督といっしょにスーパーへ。

あれ?
と浜野監督が言ってます。
こんな場所だったかな?
こんなんじゃ全然買い物にならないよ!
と言ってますが。

助監督に電話をすると、もっと先だと言っている。

とりあえず車でもっと先に進む。
ないなー ないなー。

ちょっと遠すぎ。何キロ走っただろう。
引き返しますか?
と言ったところでスーパー発見!

ふぅ、もうすぐで引き返すところだった。
さっきのスーパーから何キロ走っただろうか。
1キロって言ってたよね?ね?

夕食の食材を選ぶ。
次の日の朝食も。
あとは温かいお茶のティーバッグ。
などなど。
帰りに野菜の直売所で大根、キャベツを買う。
そのまま食べてもすごくおいしい!
というか、たぶんそのまま食べた方がおいしい。

帰ってきたら、庭のシーン続行中でした。
そして暗くなる中、キャンプファイヤーのシーン。
これからが本当の寒さの極北スタートである。

火があるので少しは暖かいかなと思いきや、まったくそんなことはありません。
息は白いし、車の窓が凍っていたので氷点下です。
そんななか、撮影は続いていました。

夜8時頃、カメラマンの助手が別の仕事で帰らないといけないので、近くの駅まで送り届けました。
近くと言っても車で40分くらいですが。

帰ってくると、みんな食事していました。
スキヤキの肉が残ってない!!!

さて、そんななか、食事後即撮影再開。
どんどん冷えていく中、撮影は進行していきます。
山の中なので、野ウサギが様子を見に来ていました。

結局1時頃に撮影は終了。
スーパーで買ってきたビールを一本飲み、すぐ寝ました。

☆二日目
朝6時に起こされる。
6時半から食事。

今日もまず外で撮影。
その前に、今日から来るカメラマンの助手を近くの駅へ迎えに行く。
電車の到着時間より少し早く着いたので、のんびりしようかなと思っていたら、もう来ました。
早いですね。
いや、7時45分に迎えが来るって聞いていたんで、それより先に来ました。
あれ?僕は7時45分に到着すると聞いていたんだが。
とにもかくにも、撮影している湖へと向かった。
車中では、カメラ情報をいろいろ聞いてました。
自分の仕事柄、いろいろ聞いておきたかったので。
放送用と映画用ではちょっと趣が違うので、映画向けの情報は新鮮です。

湖へ着くと、すでに撮影が開始されていました。
今回も辺りを見張る係です。
この日は暖かくて、お尻を出していてもそれほど寒くはなかったのではないでしょうか。

しばらく撮影を見守りながら、日向ぼっこ状態です。

次の場所へ移ります。湖の反対側。
今度はボートで撮影。
一人はボート乗ったことなくて漕げない~。
流されて行く~。
なんとか桟橋から撮影して、事なきを得ました。

そして次は滝へ。
ドドーっていう感じの滝ではありませんでした。音が大きすぎると声が入らないらしい。
観光地なので、少し観光客が来るので、撮影中は少し待ってもらいました。
ピンチ!中国語!!
これは止められるのか!?
華厳の滝的なすごい滝ではなかったからか、ちょっと見て去って行きました。
セーフ。

最後は滝の前で一列に並び、一斉射撃して、撤退です。
ようやく宿に戻ってお昼ご飯。
次は、宿で撮影開始です。

玄関から入ってくる。
あなた誰?
こちらに~~はいらっしゃいますか。

などと、演技。ドラマのようです。ドラマなんですが。
カメラマンの助手さんがドライヤーでレンズを温めていました。
寒いところから、急にあたたかい部屋に入ったので、中が曇ってしまっているのでそれをケアしていました。

また買い物に行ったり、いろいろお手伝いして夕食を食べて、明日は運転があるので、撮影は続行中でしたがひとまず寝ることに。
寝始めると、
君の持ってる3D眼鏡見せて、と山崎監督。
3D眼鏡がどこかへいったらしい。忘れて来たのかも。
半分寝ボケながら探していると、遠くから ありましたー の声。
戻って行きました。
毎回使えそうなグッズなどを少し持っていてるのです。
今回は、テーブルタップ、魔法瓶、縄、ケロッグのおまけの3D眼鏡などなど。
今回は魔法瓶だけ活躍してました。お茶を入れる大きいタンクはあるのですが、口を濯ぐ用のぬるま湯を入れてました。
水だと冷たすぎで、俳優さんがかわいそうなので、ぬるま湯にしていました。
濯ぐって、あれ、疑似精液を口に入れた後のことなんですけどね。

さて、山崎監督が行ったので、また寝ることにします。
頭が冴えててなかなか眠れないんですよね。
遠くから声も聞こえてくるし。
全員「ケロッグ アンチケロッグ ジンケロッグ」
なかなか寝れない。

寝ついたのかどうなのか。よくわからない状態の時に。
浜野プロデューサーがやってきた。

夜食を買ってきてくれと。
2時間くらい寝てたのかな?

浜野プロデューサーとスーパーへ行く道のT字路にあるセブンイレブンまでひた走り、カップラーメンをたくさん買ってきた。
戻ってきても撮影は続行中。
助監督はぐっすり。
撮影の合間合間で撮影スタッフは俯いて休息を取っている。
山崎監督は元気に俳優さん達に次のカットの説明。

自分はもうすぐ終わるかなーと思い、寝ないで撮影を見ていた。
なぜかといと、昨日買ったビールが飲みたいからだ。
1時過ぎているし、シーンからいってそんなにはかからないだろう。
という魂胆があったのだ。
でも30分くらい待ったかな。
今日はここでおわり~。
ふふ、計画通り!

みんなは夜食を食べていたが、自分は夜食を食べず、ビールを飲む。
ピンクツアーのことや、ピンク映画館のことなど、俳優さんたちといろいろ話しながら飲んだ。
3本飲んで、満足して寝ました。
次の日は、いつもは6時起床ですが、7時起床に変更してお休みしました。

3日目
はい、起床しました。
今日は夜8時には帰る予定。
撮影は終わるのか???

今日は室内の撮影がメインです。
室内だと、音が邪魔で食事が作れないので、今日はお弁当です。
さあ、今日も買い出し。

あー灯油が切れそうだ。
でも切れないかもしれない微妙だ。
でも灯油が無くなったら厳寒の世界に逆戻り。撮影もままならない。
一応買ってきまーす。ついでにお茶も。

え?水道が7時で止まる?
聞いてないよ~~~(全員)。
冬の間、水道管が凍結して破裂しないように、元から栓を止めるらしい。もう業者呼んじゃってあるんだって。
トイレどうする。
近くで借りれるところ教えてくれるらしい。
近くに家なんかないんだけど!!!

ということで、風呂に水を貯めておくようにしました。
夕方になると、ストーブの火が消えた!
ふふふ、予想通り。
いやー、これで消えなかったら、灯油いらなかったじゃーんって文句言われそうでしたが、セーフでした。

そして、少し仮眠をとり、今度のお使いは、釜めしを買ってくること。
またちょっと遠いんだけど、釜めしを人数分買ってくることに。
ちょっと遠いけど、この辺の名物だしね。
ちょっと遠いけど、車で駅まで買いに行きました。
30分無料の駐車場に停め、釜めしの売店へ。
釜めしは釜に入ってるので、人数分となるとけっこう大きいので車まで運んでくれました。
とんぼ返りでちょっと遠いけど宿まで戻りました。

さて、暖かいうちにみんな食べてくだされ。
釜めし食べるの初めてなんていう役者さんもチラホラ。
僕は子供のころから食べてたけどね。スキーのときとか。
ちなみに、残された釜は各自自宅へ持ち帰りました。

その後、出番の終わった役者さんと一緒に帰れることになりました。
予定の8時より前に帰れました。

撮影シーンの残っている役者さん2人と、他スタッフは居残りで撮影続行です。
東京まで約3時間。
電車で帰れる時間に帰そうという配慮(魂胆)です。電車がなくなると送りが大変ですからね。

車の中では役者さんがお話ししてたり寝てたり。
僕も会話に混ざってました。

そんなこんなで新宿で解散。
おつかれさまでした。
僕は次の日も、普通に会社で仕事です。さよーならー。

トントン。車の窓をたたく音。
「この荷物誰のでしょうか?」
おいー。僕の荷物、地面に置きっぱなしだったよ。あっぶねー。
寝不足でも頭は冴えてるんだけど、どこか抜けてるんだよね、こういう状態の時って。

てことで、また次回!(次の予定は今のところありません。)


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