◇◇作品紹介◇◇
★『SEXファイル 
むさぼり肉体潜入』★
(監督:浜野佐知、2012)



浜野佐知監督プロフィール
徳島県生まれ、静岡県育ち。
1971年『十七才、好き好き族』で監督デビュー。以来、女性の視点から「性」を描くことをテーマに350本超のピンク映画を監督。
1984年(株)旦々舎設立。
1998年『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』を自主製作し、作家尾崎翠の再評価のきっかけを作る。
2000年第4回女性文化賞を受賞。
著書に『女が映画を作るとき』(平凡社新書)。


<ストーリー>
セックスするためには、国の免許証が求められるようになった近未来の日本。違反者を取り締まるセックス捜査局の若き女捜査官F・G(大城かえで)は、華々しい功績を上げ、伝説的な存在となっていた。

彼女の次の捜査対象は、白い鶏を奉る謎の団体、鳥骨鶏ライフ(UL)。代表の神尾(なかみつせいじ)は、鳥骨鶏の卵の頒布を行う、セックス免許制に反対する運動を展開していた。ある日陰で神尾は、帰国子女でULへの参加を決めた藤代文緒を、会員一同に紹介する。実はこの文緒こそ、潜入捜査を図るF・Gだった。神尾は、文緒をエキゾチックな扮装の美代が控える祈祷室に誘い、バイブを使った入会の儀式を行う。

一般会員の黒川は、工藤百合香(浅井千尋)とぶつかった弾みで大切な卵を落とし、割ってしまう。慌てる黒川を、百合香は自宅に招き入れる。実は彼女もまたULへの潜入を図る潜入捜査官だった。文緒は神尾から「セッション」と称して、平田との祈祷室での情事を持ちかけられる。事前に食べさせられた秘伝の剥き卵の薬効なのか、異常に興奮した文緒は、平田と神尾の二人を相手に強烈なセックスを体験する。上司から、他の部局の潜入捜査官もULを探っていると知らされたF・G。百合香と時に対立しながらも、最終的には協力して、神尾を追い詰めていく。

<スタッフ>
監督=浜野佐知
脚本=山崎邦紀
撮影=小山田勝治
照明=ガッツ

<キャスト>
大城かえで
浅井千尋
佐倉 萌
松井理子
なかみつせいじ
平川直大
丘 直輝